第11話: 20歳代の語学留学 -イギリス編その6- / 佐々木大

 
 

前回でイギリス編を終了する予定だったのですが、まだエピソードがあることを思い出しましたので、もう少しイギリス編を延長したいと思います(^^)。

 

今回はイギリスの車や鉄道・バスなどの交通関係のことをお話したいと思っているのですが、まず真っ先に触れたいのが運転免許証についてです。皆さん、イギリスの運転免許証の有効期間ってご存知ですか・・・?

 

な、なんと50年近くもの有効期限が設定されていたのです・・・

この写真をご覧ください。有効期限は1987年8月1日から2034年4月19日までとなっています。免許を取得した1987年以来、現時点(2012年)では25年が経過したことになりますが、まだ20年以上も有効期限が残っているわけです。なんか信じられない話ですよね・・・。

 

 

さらに言えばこのライセンスは、日本の免許証から書き換え可能なため教習も筆記試験も実技試験も一切必要ありません。ロンドンにある日本領事館に申請して、日本の免許証の英訳文を作成してもらい、それとともに申請するだけです。

 

私は日本では普通自動車のほかに中型の自動二輪も運転できる免許を持っていたのですが、この英国免許に書き換えたところ、自動二輪は中型に限らずどんなタイプでも運転できることになっていました(^^;)おまけに顔写真も掲載されていません。聞くところによると、法的にはイギリスでは(国際運転免許証ではなく)日本の通常の運転免許証だけでも合法で運転できてしまうそうです。

ここまですべてがゆるゆるの仕組みだと、取り締まられる側のこちらが逆に心配してしまいますよね(^^;)。

 

実際のところ、ロンドン市内は東京と同様に鉄道やバスなどの交通網が思いきり発達していますので私は車を持つ必要もありませんでしたし、運転する機会もほとんどありませんでした。

ですので、わざわざ英国免許証を取得する必要は正直なところまったくなかったわけですが、この超長期間の有効の免許証を取得したという事実だけで話のネタとしては十分でした(^^;)

 

また、地下鉄やバスの乗車の際には、「Travel Card」と呼ばれる大変便利なカードがありました。さすがに現在は「Oyster Card」と呼ばれる日本でいうスイカやパスモのような非接触型ICカードがメインで使われているようですが、私が留学していた1987年当時はそのようなICカードではなく「トラベルカード」または「キャピタルカード」といういわゆる「紙」のカードのみでした。トラベルカードは、地下鉄とバスのみ。キャピタルカードはそれに加えてBritish Railwaysという国鉄にも乗車できるという仕組みでしたがキャピタルのほうは、今はもう存在していないみたいですね。

 

このトラベルカードは、あらかじめ顔写真付のカード(添付写真参照)を取得しておき、それに加えて日付入りのトラベルカードを定期的に更新し、改札口で両方を見せるしくみでした。日本では自動改札が始まる前でも顔写真付の定期券というのは見たことがありませんでしたので、やはりロンドンのほうが不正乗車の率が高かったのかもしれません。当時の運転免許証には顔写真がついてなかったくせに、定期券には顔写真がついていたなんて、考えてみれば日本とまったく逆で不思議な話です・・・(^^;)

 

 

このトラベルカードでは、区分けされたゾーン内地下鉄やバスが期間中乗り放題というしくみでしたが、ロンドンの中心部が含まれたゾーンはやはり料金が高めで中心部から離れるほど安くなっていきます。つまり郊外からロンドン市内に通勤・通学する場合などは複数ゾーンをまたがって購入しなければなりませんので割高になります。逆に郊外の中での移動の場合は郊外ゾーンだけを購入すれば良いわけですから割安になるというしくみです。

 

私は毎日ロンドンの市街地に出かけていましたので、当然のごとくゾーン1と呼ばれる中心部込みのトラベルカードを購入していました。

これで地下鉄とバスに関してはゾーン内であれば乗り放題なわけですが、実は私が感じたメリットは単なる乗り放題という域を超えていました・・・。

 

と言うのも、ロンドンで有名なダブルデッカー(二階建てのバス)は、後ろ部分が開いたままになっていますので、バス停でなくとも交差点で信号待ちしているところに飛び乗ったり降りたりすることができます。歩くのに疲れたらすぐにバスに飛び乗ればよいわけですからロンドン市内の移動にまったく困ることはありませんでした!

 

さらに私は夜行性(宵っ張り)でしたので、昼にどうしても眠くなってしまうのです・・・。そんなときは乗り放題のトラベルカードを利用して地下鉄のサークルラインに乗車して寝るのが私のお気に入りのパターンでした。サークルラインとは、東京で言う山手線のような環状線で一周約50分。まさに昼寝をするには最適のルートでした(^^)!

 

 
 
 
突貫工事型英語トレーニング – English Boot Camp
キャンプの効果    特徴紹介    受講者の声