第12話: 20歳代の語学留学 -イギリス編その7- / 佐々木大

 
 

前回はイギリスの地下鉄や市内バスのことをご紹介しましたが、今回はイギリスの長距離バスについて書いてみたいと思います。

 

イギリスと言えばもちろん鉄道網も発達しているのですが、格安旅行を実践するのであれば長距離バスの存在を見逃してはいけません。日本でも長距離移動の際は旅費を節約するために格安の深夜バスがよく用いられますが、深夜バスで寝ながら移動するという手段は世界中の貧乏旅行者にとっての万国共通の定番と言えるものではないでしょうか。

「バスや鉄道で移動ばっかりしていたら疲れるのはもちろんのこと飽きてしまうでしょう」と、よく周りの友達から言われることがありますが、貧乏旅行者にとってはそんな「不便で時間のかかる」交通手段が、不思議なことにむしろ「楽しい、わくわくする」ものだったりするんですよね・・・

 

ちなみに私自身に関して言えば、アメリカ一周のバス旅行やヨーロッパ一周の鉄道旅行で、長距離移動の交通機関には完全に慣れっこになっていましたので、そもそもイギリスの国内移動くらいで大変さを感じるはずもなかったわけですが・・・(^^;)。

 

 

通常のバス旅行そのものでも経済的な旅行プランを立てることはもちろん可能なのですが、この写真のような学生用のバスカードを作ることでさらにリーズナブルな割引価格の適用を受けることができます。また、Green Lineのような民間のバス会社によってもさまざまなお得プランが満載で、それを調べて計画を立てるという行為だけでも楽しむことができました。

 

こうした格安バスツアーのおかげで、私がどうしても実現したかったイギリス国内の名所訪問が達成できたわけですが、何はともあれ特筆すべきその一箇所目は「リバプール」です!

 

皆さんご存知のとおりリバプールと言えばビートルズ誕生の地として有名な都市で、洋楽マニアの私にとっては「憧れの聖地」と言って過言ではない場所です。そのときに感じた興奮は、とてもとても文章では言い表せないほどです・・・ ジョン・レノンやポール・マッカートニーが幼少期に過ごした家はもちろんのこと、歌のタイトルにもなっている「ペニーレーン」など、それまでは手の届かない架空の世界のことのようにしか感じられていませんでしたが、それが目の前に実在の場所として視界に飛び込んでくるわけですからビートルズ好きの私が興奮しないわけがありません。

 

 

ちなみにこの写真は、名曲「Strawberry Fields Forever」の舞台になっている場所ですが、その感動はもちろん半端なものではありませんでしたし、自然と「Let me take you down, cause I’m going to Strawberry Fields…」と歌詞を口ずさんでいたことを思い出しました。ちょっと変な比較ですが、本州最北端の竜飛岬を訪れた際に石川さゆりの「津軽海峡冬景色」の一節「ごらん、あれが竜飛岬、北のはずれと・・・」と思わず口ずさんでしまった時と状況はまったく一緒です(^^;)。

 

リバプールのパブでビールを飲みながら感慨に浸っていると、「俺はポールもジョンも子供の頃からよく知っている・・・」と見知らぬ老人が延々と話しかけてきたのですが、事実はともあれ、そういう話がリバプールに住む彼らの自慢なのだろうと、聞きづらい英語に一生懸命に耳を傾けたこともまた良い思い出になりました。考えてみれば、カリフォルニアのバーでも、どう見ても冴えないオヤジから自慢気に「俺はイーグルスと一緒に演奏をしたことがある」と話しかけられたこともありましたので、どこに行ってもきっと状況は同じなのでしょう・・・(苦笑)。

 

もう一箇所、憧れの場所として訪問の夢が叶った場所がイギリス北部スコットランドにある「ネス湖」です。

皆さんご存知のとおり、未確認巨大生物「ネッシー」で有名な湖です。私の幼少期は、日本テレビの特番でよくこの「ネッシー」や「ツチノコ」、「空飛ぶ円盤(UFO)」などの特集をやっていましたので、私ならずとも同世代の方には関心が高かったのではないかと思います。

 

 

願わくば「ネッシー」とのご対面を果たしたかったところですが、もちろん現れてくれるはずもなく後ろ髪を引かれながら現地をあとにした覚えがあります。時間とカネの余裕さえあれば、「ネッシー」が現れるまで現地で粘りたかったところなのですが・・・(^^)。

 

後々の報道で聞いたところによればちょうど私が訪れた1987年に大々的なソナー調査が行なわれたようですが、湖内に大型生物が存在するという実証は得られなかったそうです。元々、流木や小動物がそのように見えただけではないか、という疑念も数多く挙げられていたわけですし、単なる空想ストーリーだったのかもしれませんが、「もしかしたら」というロマンだけで、私が訪れた理由には十分でした。それどころか、ネス湖を見ていて感じたあの「ワクワク感」は、今でも忘れることができません!!

 

 
 
 
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